東京証券取引所の市場改革の目玉として、現在の1部市場をプライム市場(仮称)に置き換え、かつ、その対象を現在より絞ること(流通時価100億円以上など)が検討されていました。しかし、金融庁が24日に公表した報告書案には、現1部上場企業は、
「新たな基準を必ずしも満たしていなくても、プライム市場を希望する場合は、基本的には上場維持を認める。」
とのこと。
まあこれで今回の市場改革は全く無意味なものになることは間違いないわけで、「1部上場」というブランド力の凄さと、そこにしがみつきたい上場企業の執念をまざまざと見せつけられる結果になりました。