経営者の役割である、①経営理念の作成、②ビジョンの作成、③戦略の作成のうち、①②までは以前にお話ししました。今回は③戦略の作成についてお話しします。
経営戦略とは何ぞや?ですが、まず断っておきたいのが、これは経営学の典型論点で様々な定義があります。また、これだけをテーマにして本が一冊書ける程、奥の深いテーマではあります。ですからここでは当然深追いせず、いつもながらに超ざっくりで流せたらと思います。
私的には、「経営戦略とは経営に必要な行動を選択すること」
こんな感じでしょうか(簡単すぎる!?)。要は「選択すること」なんです。ただ、漠然と選択してもダメで、①経営理念や②ビジョンを達成できる③戦略を「選択」しなければなりません。
選択を誤らないためには、限られた経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)をいかに効果的・効率的に使うかがカギですが、経営学にはそのためのツールがたくさん用意されています。その中でも私が「使えるかなぁ」と思うのが下記2つです。
<経営戦略のツール>
(1)SWOT分析
(2)バランストスコアカード
この2つは体系的に繋がっていると(私は)思っています。(1)SWOT分析で決定された戦略案を(2)バランストスコアカードで整理し、実行・管理する。そんな関連性を持っています。これらの説明はまた後日させて下さい。