岡山市倉敷市の公認会計士 税理士 森島会計事務所

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経営

経営者の役割

今回は「経営者の役割」について私なりの考えをお話ししたいと思います。ただ、この手の議論は巷で随分やり尽くされています。唯一無二の答えなどなく、それぞれの専門家がそれぞれの意見を自由に(好き勝手に)発信している状況です。なので私も好き勝手に発信させてください(笑)もし自分の感覚と合いそうであれば参考にしていただければと思います。私の思う経営者の役割は下記の通りです。

<経営者の役割>

経営理念を作り

ビジョンを作り・浸透させ

戦略を作り・実行させる

まず、①は貴社がそもそもどうありたいか?という問いかけです。経営理念については過去のブログでいくらか解説しているので詳細はそちら見ていただければと思います。それを短い文章でまとめたものです。②は貴社のゴールとその方向性の決定です。①を前提として事業が商売として成り立つにはどうするか?について検討します。③は②を達成するために社員がどのように具体的に行動するかを決定し、その行動を管理することです。

この3つは体系的に結びついています。①を達成するには②、②を達成するためには③が必要という流れです。それぞれの詳細はまた後日お話しできればと思います。

岡山県の中小企業向け補助金 その2

前回に追加して補助金の紹介を致します。ご参照ください。

<きらめき岡山創成ファンド>

対象者:

  • 県内の中小企業者及び起業予定者
  • 中小企業者の団体

 

対象事業:

  • 県内の中小企業者及び研究開発事業(ミクロものづくり分野)
  • 地域産業資源を活用した研究開発事業・販路開拓事業等

 

受付期間:

  • 平成26年5月7日~平成26年6月6日(お急ぎください!)

 

概要:

ちなみにここで言う「地域産業資源」の要件には、

地域情報誌や新聞、テレビで10回程度取り上げられた等があり、

個人的にはなかなか厳しい気がしなくもありません。

詳細はこちら

岡山県の中小企業向け補助金

昨日、岡山県産業振興財団主催の平成26年度支援事業説明会に伺いました。その中で中小企業向けの様々な補助金の説明がなされてました。ここで一部ご紹介します。

<創業支援系補助金>

①おかやまチャレンジサポート補助金(岡山県)

補助対象者:

「創業補助金」

県内において、平成26年4月1日から平成27年2月末日に中小企業等として創業又は創業予定の者

「第二創業補助金」

既に事業を営んでいる中小企業等において、平成26年4月から平成27年2月末日までに後継者が先代から事業を引き継いだ上で、業態転換や新事業・新分野に進出する者

補助金額:

100万円以内(補助対象経費の1/2)

受付期間:

平成26年5月19日~7月25日

リンクはこちら

②創業促進補助金(国)

補助対象者:

「創業」

これから創業する者で個人開業又は会社等の設立を行う者(平成25年3月23日以降に設立を行った者)

「第二創業」

既に事業を営んでいる中小企業等において後継者が先代から事業を引き継いだ場合に業態転換や新事業・新分野に進出する者

補助金額:

200万円未満(事業費の2/3)

残りの資金を金融機関から融資が充分見込めること

受付期間:

平成26年6月30日17時必着

リンクはこちら

①と②は併用できません。興味のある方はご参考ください。

 

経営理念とは? その2

(前回ブログ)経営理念とは? からの続き

先日経営理念についてコメントしましたが、ではそもそも経営理念ってどう作ればいいの?という話になるかと思います。結論から言いますと経営者が会社を通じて「やりたいこと」を端的に表現すればいいです。ただ、これだけだとやはりピンとこないかもしれません。

例えば、先日テレビ東京で放送された「カンブリア宮殿」という番組で「中央タクシー」という長野のタクシー会社が取り上げられていました。その会社の経営理念が「客の幸せが先、利益は後」と非常にわかりやすいものとなってます。私この番組を拝見しましたが、この会社の意思決定は全てこの経営理念を前提になされていました。長野の自宅から成田空港までの長距離タクシーも当初は採算度外視だったのですが、お客さんが喜んでくれたため続けたそうです。会社の意思決定の前提、価値基準となるもの。それが経営理念ということです。

ではどう作ればいいかですが、個人的にはその目安として①倫理観と②使命感の2つが挙げられるかと思います。①は「あなたがどんな人間でありたいか。」であり、「誠実に」、「正直に」、「和」などがキーワードとなるでしょう。②は「あなたが社会に対してどうしたいか。」であり、「地域に貢献」や「顧客の幸せ」等が考えられます。これらを組み合わせて最終的に「どうするか」を決定します。わかりやすいのだと「製品(サービス)を提供する」とかでしょうか。これで経営理念ができあがるかと思います。ただしあくまで目安だとお考え下さい。先の中央タクシーの例ですと「客の幸せが先」という言葉が②に該当するのかもしれませんね。

経営理念はどの会社でも当然あるかと思いますが、これを期にもう一度再確認していただくのもいいかもしれません。

 

経営理念とは?

今回は経営についてお話したいと思います。「経営で一番大事なモノは何?」と聞かれた時、皆さんはどのように答えるでしょうか。お金、商品、従業員、情報・・・色々あると思います。もちろんこれらも重要なんですが、まず第一に挙げたいのは「経営理念」です。

「いや、そんな教科書的なこと言われてもねぇ・・。」と思われる方も多いでしょうが、案外バカにできないものです。経営理念とは会社が有する価値観のこと。会社として何が大事で、何が大事でないか、その判断基準となるモノサシとでも言いましょうか。

このモノサシは、例えば「お客様至上主義」や「従業員を大切にする」など色々挙げられるのですが、いずれにせよ社員全員がこれを共有することが必要となります。社員それぞれのモノサシが違うと行動がバラバラになり統率がとれません。統率が取れない組織は当たり前ですが長続きしません。モノサシを社員で統一し組織として一枚岩になることがまず必要なのです。

「そんなものなくても良い製品・サービスさえあれば問題ないだろ。」という意見があるかもしれません。確かに短期的には問題ないでしょう。しかし、その製品が永遠に競争力を持ったままというのは現実的にありえません。組織として困難にぶち当たった時、会社は何らかの判断を下し行動しなければなりません。その拠り所となるのはやはり共有されたモノサシなのです。

経営で一番大事なモノは何か?繰り返しですが、それは経営理念です。経営者は経営理念を掲げ、それを社員に浸透させなければなりません。

経営理念とは?その2 へ続く